研修報告
 
平成13年度 全日本私立幼稚園連合会九州地区会
第17回教師研修大会 福岡大会

第5分科会

−知的教育について考える−
身近な自然にかかわっていくことは、 子どもの成長にどんな意味を持つかを考える。

平成13年8月21日
9:00〜14:10  12:00〜12:10 閉 会
会場 アクロス福岡・福岡ガーデンパレス他
都合により変更が生じることがあります。 ご了承ください。

助言者  元 北九州市教育センター所長  大池  正
司会者 うみのほし幼稚園 園長  福田 令子
問題提議者 岡本城西幼稚園
        教諭 伊藤 さつき                              教諭 田中 万利加                             教諭 村上 由佳  
    
§主題設定の理由
 幼児は自分自身に興味や関心のあることに熱中し、驚くほどに工夫と努力をすることが出来る。こうした中で、特に動植物の動きや変化については、その対象が大きくても、小さくても、時間が長くても短くても好奇心をおこさせ、さらにはその変化に伴ってぐんぐん探究心を深めていくものである。

 幼児の身近にある自然は、ダンゴムシや種のような小さな世界から、園の花壇の草花や木々、大空を飛んでいく雲やどこまでも拡がる青い空まで、あるいは、砂場の砂の中にある小さな貝殻から飼育小屋のウサギやニワトリに至るまで、みんな幼児のすばらしい友だちであり、仲間の一員としてふれあっている。こうしたひとつひとつのふれあいが、幼児の好奇心や探究心を育てている。このことが、やがて幼児自身の知的発育にどのような意味を持ってくるかについて考えてみたい。

§研究の方法と道筋の例
☆幼児の興味や関心を起こさせ、不思議さを感じる身近な自然とは、どのようなものであるか、自然のふれあいによって幼児はどのようなことを受け止めているかを考える。   
☆好奇心を広げ、探究心を深めていくためには、教師はどのようにかかわっら良いかを考える。   
☆幼児が身近な自然とふれあいによって好奇心や探究心を持つためには、巨視が身近な自然についての知識や実態を十分に把握して対応する必要がある。そこで教師のありようについて考える。
- 福岡県私立幼稚園振興協会 -