研修報告
 
平成13年度 全日本私立幼稚園連合会九州地区会
第17回教師研修大会 福岡大会

第8分科会

−教師の役割について考える−
幼稚園生活における 個と集団について考える。

平成13年8月21日
9:00〜14:10  12:00〜12:10 閉 会
会場 アクロス福岡・福岡ガーデンパレス他
都合により変更が生じることがあります。 ご了承ください。

助言者 富士幼稚園 園長  松尾 一子
司会者 鳴峰幼稚園 主任  佐藤 愛子
問題提議者 宮崎 日南カトリック幼稚園  教諭 川添 理恵
    
§主題設定の理由
 主体性を大切にした保育が実践されるためには、環境を通しての保育がその基本として理解され実践されなければならない。また、それは遊びを中心とした生活を通して、一人ひとりに応じた総合的な指導・援助のもとで実現されていくものであり、教師との信頼関係と友達や仲間とのかかわりを通してより充実し、豊かなものになっていく。
 集団の中で、個人の良さがいかされるような幼児同士のかかわりあいができる環境をどう構成していくのか。また、主体的な活動が深まり、豊かにできるような集団が育つための教師の援助や、集団の教育力をいかす役割について考える。

§研究の方法と道筋の例
☆環境や仲間との相互作用の中で、幼児がどのように影響しあって、友だちの良さや仲間の存在を認めたり、友だちと違う自分の良さに気づいていくのか、日常の場面を通して考える。
☆幼児一人ひとりが仲間と共通体験やトラブルなどさまざまにかかわりあいながら、主体的な活動を深め、いきいきとした生活を広げていくための環境構成や援助のあり方を事例を通して考える。
☆年齢や時期に応じた、あるいは形態や年齢が異なるなど、いろいろな集団作りを通して、幼児一人ひとりや集団がどのように変化していくかを探りながら、教師の多様な役割を考える。
- 福岡県私立幼稚園振興協会 -